

検索サイト等からたどられてきた方も多いことと思います。既に興味を持たれている方は、何をするための資格であるか?また、これからその道に進むことを目指される方にとっては、とても重要な位置づけの資格であると言えるでしょう。
昭和の時代電気通信の門戸を一般開放したと同時に電気通信を一定の基準に保つべく様々な法律、制度により新たな規制も加わりました。これにより、たとえ、個人であれ一定の基準を満たしていれば、理屈上は第1種電気通信事業者になることが可能なわけです。
いくら自由化と言っても最低限守らなければいけないルールがあります。そのルールが確実に守られているか?を監督し水準を維持しながら発展的にサービスを展開していく・・・これが主任技術者に求められる素養かもしれません。
この電気通信主任技術者は1事業場に1名選任されていれば法律上の要件を満たします。既に、多くの電気通信事業者が存在し、その事業場を上回る数万名規模の資格者が存在する昨今、特別に必要とされるような独占資格では有りません。あくまでも監督者としての位置づけで有ることを忘れないでください。
逆に資格者として事業場に選任された場合は当然の事ながら法律上の責任はその主任技術者にも及び場合によっては処分の対象となることも忘れてはなりません。
では、なぜこの資格を目指すのでしょうか?
就職の際、有利にはたらくため・・ 選任されてテレコムエンジニアの道を進むため・・ あるいは、業務上必要に駆られて受験しなければならない・・等様々な理由があることでしょう。
確かに近年、企業等においてこの資格に対する評価もかなり向上し、厚遇する所も増えてきましたが、資格者として採用はしたものの、用は使い物にならず結局のところ配置換え、あるいは退職・・などと言う悲しい結末の人もいると人づてに聞きます。では、彼らはなぜ違う道を歩まなければならないのでしょうか?
受験勉強と現場実務のギャップの差、職場内の人間関係、実務習熟前に過度の期待をかけられる場合など理由は数多くあるでしょう、その根底には当人にとって「資格=実力」との誤った認識があったのでは無いでしょうか?
電気通信主任技術者資格は「水戸黄門様の印籠ではありません」あくまでも法律上の要件を満たすための1要件に過ぎません。ですから資格を取得した後が本当の勉強である事。その勉強は退職するまで続くことを受験前にしっかりと肝に銘じ取り組まれてみてはいかがでしょうか?
資格の利点や優位性ばかりを強調して、過度の期待を持たせる雑誌や情報が多くなりましたが、いざ資格は取ったものの・・・ではあまりにも悲しすぎます。
資格に対する過度の期待を早く棄て、毎年新しい装置が導入される技術の最先端のエンジニアとして活躍されることを祈ってやみません。